1,不妊と性感染症

不妊で悩むカップルは10組に1組、またはそれ以上とも言われています。

不妊にはいろいろな理由がありますが、理由は男女半々です。

まず、妊娠の仕組みを簡単におさらいしてみましょう。

女性には卵巣があり、産まれる前から卵巣に卵子が入っています。

そして月に1度1個だけ卵子が卵巣の外に排出されます。これが排卵です。

男性の精子は、子宮から卵子の待つ場所へ向かいます。その道を卵管と呼びます。

1ml内5000万とも言われる精子が卵管で卵子と出会い、1つだけ卵子の中に入ります。

(後はブロックされます)こうして受精した受精卵が子宮に戻り着床します。

これが妊娠です。

従って妊娠に必要なのは、臓器が健康であること、また排卵から受精、着床までの仕組みは卵胞ホルモン、黄体ホルモンがうまく機能しなければなりません。

そして排卵は月に1度しか起こらず、24時間しか生きていません。

また精子が確実に生存するのは3日くらい、このタイミングが合わないと妊娠はしません。

つまり、器質、機能、タイミングのすべてが揃って初めて妊娠に至るのです。

最近、不妊の原因として性感染症が注目されています。

性感染症には、梅毒、淋病、クラミジア感染症、性器ヘルペス、トリコモナス感染症、カンジダ症などいろいろな種類があります。

なかでも1番注意しなければいけないのが、最近かなり増加しているクラミジアです。ヘルペスはかゆみ、痛み、水泡を伴い、トリコモナス、カンジダはおりものから悪臭がしたり、かゆみが強かったりと自覚症状が強い病気ですが、クラミジアは殆ど自覚症状がありません。

しかし感染症なので、膣~子宮(内膜)~卵管~卵巣と本人の自覚が無いままにどんどん感染による炎症が広がって行きます。

治療自体は薬で可能ですが、炎症が広がり、程度が強い場合、卵管が閉塞したりするのです。

つまり、妊娠に必要な臓器が破壊されるのです。また同じ理由により子宮外妊娠の確率も上がります。

一度、生殖機能を傷めてしまうと治療に時間がかかったり、根治しなかったりします。

特にクラミジアは妊娠希望の場合、早めに検査を受けておけば簡単に治ります。

パートナーと共にチェックすることをお勧めします。

BannerMenKit BannerWomenKit